今年も「なばなの里」へ行きました
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「なばなの里」の写真1 |
なばなの里の写真2 |
4月19日(火)天候 晴れ
一面に広がる色とりどりのチューリップ!「今年も来ることができた。」という嬉しさが込みあげます。日差しが柔らかくて、甘い香りが漂う園内を散策し、春を満喫しました。そして何よりも薗部さんの笑顔に同行したみんなが癒され、元気付けられました。
今回のお出かけについてご主人の重治様に感想を語っていただきました。
【当たり前のことを当たり前に・・・】
「外に出たい」「違う景色を見て気分転換したい」というのは人として当たり前の気持ちだと思うのです。でも私達にとって「いざ外出」となると覚悟がいることなのです。どうしても支援者(同伴者)が必要で、お願いするにも気兼ねがあり、手伝ってもらえるか不安があります。看護師さんやヘルパーさん、ボランティアさんに
しても職場があり調整してもらわなければいけません。本当にありがたい気持ちと申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
でもそれ以上に私は本人を外に出してあげたいのです。今は人工呼吸器をつけていても外にでられるのですから・・・。私達が挑戦することで他のみなさんが外出しやすくなればという思いもあります。とにかく「行きたい」と声にすることが大切だと考えています。
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なばなの里の写真3 |
なばなの里の写真4 |
【ケアマネジャーさん大活躍】
今回初めて外出の準備・同行をしてくださった池野ケアマネジャー様にお聞きしました。
《池野ケアマネジャーさんからのメッセージ》
初めての遠出の付き添いで、一番心配したのが緊急時の対応でした。桑名の地理も分からず、ただただ何事もなければいいと、そのことばかり考えていました。
まず準備としまして、病院や消防署に緊急時の受け入れ、なばなの里に電源をお願いしましたところ、皆様の優しい対応に頭がさがりました。
当日晴天のもと、泰子様には急変もなく私達にとっても嬉しく楽しい遠足となり、無事松阪に到着した時は、胸をなでおろしました。泰子様とご主人の笑顔が拝見でき、素敵な小旅行をプレゼントさせていただけたようでケアマネジャーとしてこの上ない感激でした。
《冨山看護師さんからのメッセージ》
病棟経験しかない私にとって、訪問看護の仕事を新鮮に感じているとき、薗部様の外出計画をお聞きしたときびっくりしました。人工呼吸器を使用している方が外出するなんて考えられなかったからです。介護タクシーの利用、緊急時の対応、必要な機関と連携をとり計画を立て、複数のスタッフの同行により外出が可能なことを学びました。
実際に参加させていただき、まだ患者様と上手くコミュニケーションがとれない私は、「もし自分が同じ状況ならどうして欲しいか?」ということを考えながらお世話を心がけました。まだまだ充分な看護はできませんでしたが、たくさんの知識を得ることができ本当によかったです。希望があれば他の患者様にもこのようなチャンスができれば幸いです。ありがとうございました。
《小田看護師さんからのメッセージ》
付き添いをさせていただき、皆が楽しそうでよかったです。きれいな花が、泰子さまはじめ皆の気分をリラックスさせてくれました。ご主人の嬉しそうな姿が印象に残り、日頃の介護のストレスが解消されたようで私たちまで嬉しくなりました。
《管理者 中村恭子さんからのメッセージ》
泰子さんの外出に関しては、初めは不安な事がいっぱいありました。が、各担当者が十分な準備(休日にボランティアで場所の下見をしてくれます。)と打合せをすることで問題無く外出できてきたと思います。同行する看護師を1〜2名確保する勤務調整は大変ではありますが、ご本人や家族の嬉しそうな表情を拝見すると、同行したスタッフは「今度はどこへいこうか?」「一度でも多く連れていってあげたいな。」という気持ちになります。私たちも同行させていただくことで感動を受け、癒され、次へのステップに繋がっています。
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