災害対応マニュアル

このマニュアルは、災害への備えや災害時の対応について作成したものです。
このマニュアルを人工呼吸器のすぐ近くに置いて、ときどき内容を確認してください。
災害時は、落ち着いて、決めておいた手順で対応しましょう。
避難・入院する際にも、このマニュアルを携帯しましょう。

 
災害対応マニュアル概要
  
地震など突然の災害が
起こった場合 
 ・ まず患者さんが大丈夫か、怪我をしていないか確認してください。
 
 ・ 人工呼吸器が正常に作動しているかどうか確認してください。
 
 ・ 正常に作動していない場合は、
 
  すぐにアンビューバックを始めてください。
 
 ・ ご家族を呼び集めましょう。
呼吸器の確認しましょう  ・ 人工呼吸器本体に破損がないか
 
 ・ 正常に作動しているか
 
 ・ 異常な音、変な臭いは出ていないか
 
 ・ 呼吸回路の各接続部にゆるみはないか ・ 回路が破損していないか
 
 ・ 設定値が変わっていないか
 
 * アラームが鳴っていなくても必ず確認しましょう
主治医に連絡しましょう  ・ 大規模災害時には、携帯電話はつながりません。
 
 ・ 携帯メールに連絡しましょう。
 
  (自分の携帯に登録しておきましょう)
停電になった場合  ・ まずブレーカーを確認しましょう
 
 ・ ブレーカーが落ちていない場合は
 
  中部電力営業所 に連絡し
 
 @ 停電していること
 
 A 人工呼吸器を付けた患者がいること
 
 B すでに登録済みであること・ 住所、氏名、電話番号
 
 をはっきりと伝えて、復旧を依頼しましょう
 
 また、復旧までの目処も尋ねておきましょう
  避難が必要な場合   ・ 緊急連絡先に連絡をとりましょう  
 
 → 緊急時の連絡網を活用してください
 
 ・ 病院が受入れ可能かどうか確認しましょう
 
 → 主治医とも連携しましょう
 
 ・  近所の人など、お手伝いしてくれる人を、 出来るだけ、たくさん集めましょう
 
 → 避難するには、最低3人は必要です
 
 ・ 持って行く物を確認して、準備しましょう
 
 ・ 災害用伝言ダイアル『171』にメッセージを録音しておきましょう
 
 → 音声案内に従って “被害の状況” “どこへ避難するか”など
   メッセージを残しましょう
携帯必需品リスト  <直ちに必要な物>
 
 ・ 人工呼吸器
 ・ 呼吸器の回路(人工鼻、フィルターなど)
 ・ アンビューバック
 ・ 吸引器
 ・ 吸痰チューブ
 ・ 滅菌精製水
 ・ 消毒用アルコール綿
 ・ バッテリー、発電機など電源
 
<その他の持っていく物>
 
 ・ 経管栄養剤(ラコール、エンシュアリキッドなど)
 ・ 経管栄養のチューブ
 ・ 交換用の気管内チューブ、胃瘻チューブ
 ・ Yガーゼ
 ・ 常備薬
 ・ パルスオキシメーター □ 紙おむつ
 ・ 滅菌グローブ □ 携帯電話、充電アダプター、手動の充電器
 ・ 懐中電灯、携帯ラジオ
 ・ 自家用車のシガーライターケーブル、延長コード
 ・ 現金、印鑑、通帳、保険証、カードなど
緊急時の連絡網の作成  ・主治医・ フィリップス・レスピロニクス
 ・ ケアマネージャー
 ・ 訪問看護ステーション
 ・ ヘルパーステーション
 ・保健所の各担当者の携帯番号・携帯メールアドレスの確認
緊急時の連絡票の作成  ・人工呼吸器の製品名
 ・気管内チューブの製品名
 ・胃瘻チューブの製品名
 ・常備薬の有無
 ・薬のアレルギー
 ・排泄方法など  
 

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